先日、17年ぶりに再会した大学時代のサークル『慶應バロックアンサンブル』の先輩、Sさんとも意見が一致し、盛り上がってたのが・・・・。
『ヴィヴァルディはすごい!』ということでした。
バロック時代の作曲家でいえば、その幾何学的な美しさを持つ総譜(スコア)から計算され尽くされた完璧なサウンドを奏でる、偉大なるJ.S.バッハを始め、テレマン、ヘンデル、スカルラッティ、パーセル、クープラン、アルビノーニなど多くの有名な作曲家がいますが、ヴィヴァルディは改めてすごいと思います。
音楽の教科書で必ず習うという合奏協奏曲集『四季』はあまりにも有名ですが、これのヴァイオリン・パート用マイナスワンCD(カラオケCD)を作るために、総譜(スコア)を見ていたら・・・・・。
『何だ、この曲ってほとんど、コードトーンでできているんじゃん!』ということでした。
コードトーンの16分音符での連打や跳躍、それに絶妙なマイナースケールの組み合わせ・・・・・。 『四季』という曲は、ほとんどこの組み合わせでできているといっても過言ではありません。
そんな単純な構成であるのに、あの迫力と多彩な四季の移り変わりを見事に表現した巧妙さ。ヴィヴァルディという人は天才だと思いました。
こんな曲は誰にもかけないな。
それにしても、イタリアなんて日本ほど四季がはっきりしていない温暖な気候なのに、
どうしてあんなに『夏の雷鳴』や『冬の寒さと雪』などが表現できたんだろう。
不思議。
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owl (日曜日, 03 9月 2023 20:43)
意味分からないでも面白そう